俺はホモじゃねぇ
父さん
「仕事は大丈夫だ。明日の打ち合わせを今日にしてもらったから。」
家庭の事で、仕事相手を振り回したのか?!
さすが、この妻にこの夫ありだ!!
自分の親ながら…しらける。
ハルちゃん
「お父さんって、最近そればっかだよね?いつかクビになるよ?」
父さん
「お前たちが心配ばっかりかけるからだろ!!2人とも反省しろ!!それに、仕事はちゃんとしてる。納期が早まって会社的には得してるんだ。」
…じゃ、俺たちに感謝するべきだろ?
父さん
「元晴。学校の勉強はどうだ?先生の教え方は?」
そうだよな。
携帯持たされてるけど、ほとんど家族と話して無いし。
だって、毎日家に電話してたらホームシックとかマザコンとか言われかね無い。
そういう年頃だからね。
高い授業料払ってるんだ、しっかり学んでるかもじゅうようだよな。
「うん、すげぇ先生達だよ。この前の学力テストで2位だった。入試よりいい順位だよ。」
父さん
「そうか、行ってる意味はあるんだな?」
大有りだ。
自分のレベルがどんどん上がって行く感じがする。
そんな先生達の元でもっと学べば、もっと上に行ける。
やりたいことも見つかりそうだし、その見つかったやりたい事を叶えられそうな位だ。
俺は大きく頷くと
手元のライトに照らされた父さんは笑顔を浮かべている。