俺はホモじゃねぇ
父さん
「元晴、行くぞ!!」
玄関から声がかかる。
行きたくなくて足取りが重いが仕方ない。
玄関でローファーを履くと、
ハルちゃん
「モッちゃんだけズルい!!私も送って行って!!」
出たでた。
我が家のわがままガール。
父さん
「晴帆は反対方向だし、今でたら学校に早くつきすぎるだろ?」
父さんは苦笑しつつも、上手にハルちゃんをかわした。
ハルちゃん
「…ふん!!」
スネやがった。
本当にわがままだ。
つうか、これで学校ではどう過ごしているんだ?!
新しい友達は出来たのか?!
ある意味、心配になってくる。
兄としては、ヤッパリ妹が心配だ。
「ハルちゃん、学校は楽しい?!」
ハルちゃん
「うん、楽しいよ!友達も出来たし。モッちゃんが居ない分ちょっとさみしいけど。」