俺はホモじゃねぇ
うんうんと俺が頷いて居ると、チビの顔が青ざめて行く。
ある意味熱が引いたんじゃないか?!
そう思うと、ちょっと笑えて来る。
つうか、散々俺の事責めてたけど…
大杉もチビに言ってないのかよ!!
チビの様子から、大杉は本当に友達として補佐役を頼んで来たと思ってるんだな?
哀れな奴。
「大杉…苦労すんな?!伝わってねぇじゃん。」
俺がそう声に出すと、大杉は勢い良く俺に駆け寄り、肩に手を回して俺の耳元で小声で言う。
大杉
「言うな!!言ってないんだから!!」
「言う気ねぇの?!」
大杉
「ない。俺はそばに居られるだけで良いんだよ!!」
大杉って…Mか。
チビもMだよ?!
まぁ…チビの態度がマゾの大杉には心地いいのかもな。
「分かったよ!!もう言わないよ。」
そう笑って大杉の腕をどかす。
チャラ先輩
「まぁ、モッちゃんと風間は話し合え。…どっちにしろ、補佐役を頼まれたら断れないんだから。」
「チャラ先輩が大杉を選んだからでしょ!!」