俺はホモじゃねぇ

ユッキー
「あの先輩、超かっこいい!!」


ユッキーの言葉に『318』の全員が目を向ける。

その先輩と目が合うと
笑顔で
ピロピロと指を動かし…
まるで手を振ってくれているよう。


チビ
「あの人、受付の人だ!!」


…そう言えば、俺に説明してくれてた人の隣のブースに居たかも。


先輩1
「…じゃ、全員集まったかな?
これから3年間、この寮で生活する決まりを話して行くので、よく理解して生活して下さい。

では、最初に…自己紹介から…。」


そう言って各階の階寮長(3年)が自己紹介をはじめる。
続いて階副寮長(2年)が自己紹介をした。


ユッキー
「あと人オレらと同じ階なんだ!!
ラッキー!!」

こたチャン
「ユッキー…ラッキーって言っても、
あの人男だよ??」

ユッキー
「だから何?!
おれ、ソーユーのにこだわら無いから!!」


そう笑うユッキーの隣に座るチビがドン引きしたのは言うまでもない。


「でも、丁度いいかもよ?
あの先輩も、そーゆーの気にしない人っぽいし。」


おれの言葉に3人がその先輩に視線を向けた。
こたチャンは冷静に返事を返す。

こたチャン
「あぁ…そうだね。」
< 29 / 235 >

この作品をシェア

pagetop