この恋ウソから始まりました
そんなあたしとは違って、大翔は平然とご飯を食べてる。
そういえば、夜どうしてるのかな?
また、カップ麺だけ?
本当は、それが聞きたいけど、あたしが言うわけにはいかないよね。
「よし!じゃあ、オレは先に行くから」
そう言って、アツヤくんが立ち上がる。
「えっ?行くって?」
「萌ちゃん、聞くなよ~。照れるじゃん」
は?
何、訳の分からない事を言ってんのよ。
「アツヤね、彼女出来たんだってさ」
「ええ~!!」