この恋ウソから始まりました


「何って…。何だと思う?」


大翔の息が、耳にかかる。


「ええ!?えっと、えっと…」


こんなシチュエーション、恋愛初心者のあたしには無理だって。


「オムライス!!オムライスを、一緒に作ろう!」



空気を変えたくて、わざとこんな事を言ったけど…。


大翔は、相当ムカついたのか、黙ってあたしから離れた。


「あ~あ、やる気なくした」




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