この恋ウソから始まりました



「はぁ~。疲れたね。大翔、本当にありがとう」


「いいって。けど、マジ緊張したな?」


大翔の家までの帰り道、やっと緊張の糸が切れたかも。


「それよりさ、認めてもらえて良かったな」


「うん。大翔のお陰だよ?」


「ホレ直しただろ?」


「うん。ホレ直した」


繋いだ手に力を込めて、あたしは大翔への想いを強くした。




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