この恋ウソから始まりました


「あっ、洗い物はあたしがするから」


「いいよ。オレがする」


「でも、一人で座ってても、落ち着かないし…」


「じゃあ、二人でしようぜ」



大翔はそう言うと、食器を流し台へ持って行った。



案外、ちゃんとしてるんだなぁ。


学校だけのイメージだと、全然そんな風に見えないもんね。



「あっ、萌」


「何?」


「ごちそうさま」




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