卒業〜幸せの選択〜
好きな人
卒業式が近づいてきて、卒業生が
“残りの高校生活を有意義に過ごそう!!”
と、している時期に差し掛かってきた今日この頃。
「お前さぁー結局どっちが好きなわけ?」
「は!?」
友達の塚本 碧《ツカモトミドリ》が急に聞いてきた…
碧は1年の時に席が前と後ろの関係だったのがきっかけで仲良くなった。
気が合うし、一緒にいて楽で、よく相談も聞いてもらう。
そんな碧がちゃかすように言った。
「セクシー西川先輩はたまたミステリアス遊佐先輩」
「どっちって‥‥しかも何よそのキャッチフレーズ(笑)」
「2人ともあきらかに唯子狙いじゃん?!」
「‥‥。」
「ってか、かなりアプローチされてっし(笑)気づいてんだろ?」
私、徳田 唯子《トクダユイコ》は悩んでいた。
先輩達が、好きって言ってくれるのを疑ってるわけじゃなくて…
自分の気持ちがわからなぃだけ…二人とも好きじゃだめなのはわかってる。
だけど、二人とも好き……
これが恋なのか憧れなのかの区別も付かないでいた。
“残りの高校生活を有意義に過ごそう!!”
と、している時期に差し掛かってきた今日この頃。
「お前さぁー結局どっちが好きなわけ?」
「は!?」
友達の塚本 碧《ツカモトミドリ》が急に聞いてきた…
碧は1年の時に席が前と後ろの関係だったのがきっかけで仲良くなった。
気が合うし、一緒にいて楽で、よく相談も聞いてもらう。
そんな碧がちゃかすように言った。
「セクシー西川先輩はたまたミステリアス遊佐先輩」
「どっちって‥‥しかも何よそのキャッチフレーズ(笑)」
「2人ともあきらかに唯子狙いじゃん?!」
「‥‥。」
「ってか、かなりアプローチされてっし(笑)気づいてんだろ?」
私、徳田 唯子《トクダユイコ》は悩んでいた。
先輩達が、好きって言ってくれるのを疑ってるわけじゃなくて…
自分の気持ちがわからなぃだけ…二人とも好きじゃだめなのはわかってる。
だけど、二人とも好き……
これが恋なのか憧れなのかの区別も付かないでいた。