卒業〜幸せの選択〜
碧の突然の告白から数秒遅れで、固まっていた那智が言葉を吐き出した。
「どぅえっ!!?」
それでも、動けずに手は未だ握られたまま。
「付き合って…くれますかっ?」
そのまま那智を見つめて可愛らしく小首を傾げた碧。
「‥や‥‥でもよ‥‥俺男だ…し?‥‥ぁ、いや、偏見とじゃねぇよっ?!…けど‥‥俺は唯子が好きなわけで‥その…うん‥‥お前が悪いとか、そんなんじゃねーし?…えっと‥‥」
しどろもどろになりながら答える那智の隣で冬弥は珍しく爆笑しはじめた。
「も‥‥やめ…てあげたら?」
笑いすぎて言葉も途切れ途切れで、引き笑いにまで発展してしまっている。
「へ?」
那智は何がなんだかわからずに冬弥と碧を交互に何度も見つめている。
「冗談っすよ!」
碧は口角をくいっとあげて笑った。
「那智ってさ‥‥」
「何だよっ///!!」
ちょっと恥ずかしそうにする那智の肩を笑いながら叩く冬弥。
「意外…と、紳‥士なん…だなっ。」
先ほどの那智の狼狽えがよほど可笑しかったのだろう。
未だ笑いすぎで上手く言葉が紡げていない冬弥。
「どぅえっ!!?」
それでも、動けずに手は未だ握られたまま。
「付き合って…くれますかっ?」
そのまま那智を見つめて可愛らしく小首を傾げた碧。
「‥や‥‥でもよ‥‥俺男だ…し?‥‥ぁ、いや、偏見とじゃねぇよっ?!…けど‥‥俺は唯子が好きなわけで‥その…うん‥‥お前が悪いとか、そんなんじゃねーし?…えっと‥‥」
しどろもどろになりながら答える那智の隣で冬弥は珍しく爆笑しはじめた。
「も‥‥やめ…てあげたら?」
笑いすぎて言葉も途切れ途切れで、引き笑いにまで発展してしまっている。
「へ?」
那智は何がなんだかわからずに冬弥と碧を交互に何度も見つめている。
「冗談っすよ!」
碧は口角をくいっとあげて笑った。
「那智ってさ‥‥」
「何だよっ///!!」
ちょっと恥ずかしそうにする那智の肩を笑いながら叩く冬弥。
「意外…と、紳‥士なん…だなっ。」
先ほどの那智の狼狽えがよほど可笑しかったのだろう。
未だ笑いすぎで上手く言葉が紡げていない冬弥。