卒業〜幸せの選択〜
幸せの選択
それは卒業式まであと3日に迫った日のこと。
結局、あれから二人が返事を求めてこないから安心しきっていた私がいた。
そんな私に神は試練を与えた…
昼休みに二人に呼び出された唯子
「何ですかぁ?」
いつもの様に笑顔で訪ねた。
「ちょっとなぁ〜!」
「すぐ終わるし。」
那智も冬弥もいつもと変わりなく笑って答えた。
でも、その先を口にした二人はいつもとは違って真剣そのものだった。
「俺ら二人で話し合ってさ、結局トーヤも俺も譲れねぇって結論になったわけ。」
「どっちが選ばれても、どっちも選ばれなくても、唯子が決めた事だし納得するって決めた。」
那智も冬弥もしっかり唯子の目を見て話しを続ける。
「俺を選んでくれんなら、式の後屋上に来て?」
那智が言った。
「俺なら…式の後に裏庭来てくれない?」
冬弥が言った。
「ぇ…」
唯子はただ戸惑いを隠せずに小さく言葉をこぼしただけだった。
「後3日。式までは今まで通りな!?」
「ゆっくり考えて?」
笑顔でそう言い二人は行ってしまった。
もぅ、はぐらかしてちゃいけなぃ…。
自分の気持ちと向き合わなきゃ…
結局、あれから二人が返事を求めてこないから安心しきっていた私がいた。
そんな私に神は試練を与えた…
昼休みに二人に呼び出された唯子
「何ですかぁ?」
いつもの様に笑顔で訪ねた。
「ちょっとなぁ〜!」
「すぐ終わるし。」
那智も冬弥もいつもと変わりなく笑って答えた。
でも、その先を口にした二人はいつもとは違って真剣そのものだった。
「俺ら二人で話し合ってさ、結局トーヤも俺も譲れねぇって結論になったわけ。」
「どっちが選ばれても、どっちも選ばれなくても、唯子が決めた事だし納得するって決めた。」
那智も冬弥もしっかり唯子の目を見て話しを続ける。
「俺を選んでくれんなら、式の後屋上に来て?」
那智が言った。
「俺なら…式の後に裏庭来てくれない?」
冬弥が言った。
「ぇ…」
唯子はただ戸惑いを隠せずに小さく言葉をこぼしただけだった。
「後3日。式までは今まで通りな!?」
「ゆっくり考えて?」
笑顔でそう言い二人は行ってしまった。
もぅ、はぐらかしてちゃいけなぃ…。
自分の気持ちと向き合わなきゃ…