卒業〜幸せの選択〜
そんな那智に冬弥は淡々と答える。


「那智に言われたらおしまいだね…むっつり顔ってなんだよ。」

「俺はオープンスケベですからっ!」


誇らしげに胸を張る那智に、今度は唯子がつっこみを入れた。


「オープンって‥‥西川先輩さらっと何言っちゃってるんですかっ?!」

「バカだ…そんな事自慢してんなよ!危ない唯子こっちおいで!!年中発情期だからそいつ!」


唯子に向かって手招きする冬弥に那智は負けじと反論する。


「ちげぇーよ!!俺は唯子だけにオープンスケベなんだ!」

「それが一番危ないんだっつーの!!」


が、それは裏目に出てしまったようで、唯子の顔がひきつった。


「っ!!変な事言わないで下さいよ〜!」


手を広げて冬弥に助けを求め近寄る唯子

それを那智が許すわけもなく…


―ぎゅっ

「っ!?」


後ろから唯子を抱きしめた


「トーヤより俺のがいぃよ?試してみる?!」

「‥‥い゛やぁー!何をですかぁぁあぁっ!!!」

「何って…そりゃあ…」

「言わなくていいです〜」


顔を真っ赤に染め“あ゛ーっ!!”と言いながら耳をふさぐ唯子


「っ!!唯子を離せっ!!」


と…唯子を取り合いしていると……
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