愛してる?...たぶん。
「………でっ、姫とヤっちゃいました。チャンチャン♪ってこと?」



「まぁ、」



「ふーん…」



体育館中に響くドリブル音。



キュッキュッとシューズと床の擦れる音の後には、パシュっという爽快なシュート音。



その青春を絵に書いたような体育館の一角、ステージのど真ん中で、僕は、「俺には知る権利がある!ってか、教えて!いや、吐きやがれ!」と、相変わらずしつこい神谷に、昨日の出来事を無理矢理吐かされていた。

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