愛してる?...たぶん。
「ねぇ、セン、セ…?」



「ん?」



「酔って、る?」



「ううん」



「じゃあ……ほん、と、に…?」



「ん」



「ほんとの、ほんとの、ほんと…に?」



「ほんとの、ほんとの、ほんと、です」



「……あぁ、もう。エナジードリンク、効きすぎだよぅ…朔にぃ…」



「あー…」



僕の胸に顔を埋めたままの彼女。顔が見えないのでその表情は分からないが、きっと笑ってる。そんな気がした。

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