愛してる?...たぶん。
日頃の行いというやつか、ラッキーなことに午後からは授業が入っていない。
明日する予定の小テストも授業の準備も終わってる。
実習棟の3階にして一番端。授業でもないのに薄暗い生物室に入ってくる物好きな生徒なんて
いるはずがない。
やっと寝れる…。
HRまで寝てやる…。
そして傍にあった毛布を頭まで被り、午後からの授業の始まりを告げるチャイムの音と、生物室で飼っているハムスターのハム五郎が動く音と、昼休みの始まりと同時に5分おきに震え続ける携帯のバイブ音をBGMに夢の世界の扉をノックした…瞬間。
「もーえーちーんっ!あっそびましょ!」
「………」
「さっきからずっと携帯ならしてんのに…シカトなんて酷いよ、もえちん!」
「………ウザい」
僕のスリーピングタイムは、高校の同級生にてまさかの同期、神谷 嵐(カミヤ アラシ)によって
奪われてしまったのだった。
*******
明日する予定の小テストも授業の準備も終わってる。
実習棟の3階にして一番端。授業でもないのに薄暗い生物室に入ってくる物好きな生徒なんて
いるはずがない。
やっと寝れる…。
HRまで寝てやる…。
そして傍にあった毛布を頭まで被り、午後からの授業の始まりを告げるチャイムの音と、生物室で飼っているハムスターのハム五郎が動く音と、昼休みの始まりと同時に5分おきに震え続ける携帯のバイブ音をBGMに夢の世界の扉をノックした…瞬間。
「もーえーちーんっ!あっそびましょ!」
「………」
「さっきからずっと携帯ならしてんのに…シカトなんて酷いよ、もえちん!」
「………ウザい」
僕のスリーピングタイムは、高校の同級生にてまさかの同期、神谷 嵐(カミヤ アラシ)によって
奪われてしまったのだった。
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