愛してる?...たぶん。
震える唇をキュッと引き締め、目を閉じた僕は、ゆっくりと彼女に顔を近付けた。



瞬間、浴室に広がる甘酸っぱい香りがツンと鼻の奥を刺激する。



「セン、セ…」



「………」



彼女の甘い声が、熱い吐息が、僕の渇いた唇をじわじわと潤おす。



「早く、キス……し…ンッ…」



誘われるように唇に触れ、少しだけ離し、また触れる。



そんなじれったいキスを繰り返しながら、ゆっくりと目を開けた僕は、少しだけ間を置くと、再び目を閉じた。



「ねぇ、センセ?もっと…して?」



「ん」



そして少しだけ開かれた隙間を抉じ開けるように舌を差し込み、彼女の舌を探り当てた瞬間、我慢出来ないとばかりに熱いソレが絡み付いてきた。

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