愛してる?...たぶん。
一歩?...いえ、やっと腰を上げました。
「……よーし、おっわり!!」
赤ペン片手小1時間。午前中実施したばかりの小テストの最後の一枚の採点を終え、キュッとキャップを閉めた僕は、デスクの上にペンを放り投げると、椅子に座ったまま、んーっと大きく伸びをした。
今日は1日平和だった。
人の回りをちょこまか彷徨くウザいアイツは、今日1日、朝から授業がビッシリということもあって、いつもみたいに突然やって来たりしなかった。
廊下で何度か目が合ったが、ひたすら無視し続けた。
そして誰が言い出したか、“遊びも青春の1ページ!”らしく、今日は女バス全員でカラオケ大会。
……イコール、部活も休み。
イコール、アイツとは会わなくて済む。
赤ペン片手小1時間。午前中実施したばかりの小テストの最後の一枚の採点を終え、キュッとキャップを閉めた僕は、デスクの上にペンを放り投げると、椅子に座ったまま、んーっと大きく伸びをした。
今日は1日平和だった。
人の回りをちょこまか彷徨くウザいアイツは、今日1日、朝から授業がビッシリということもあって、いつもみたいに突然やって来たりしなかった。
廊下で何度か目が合ったが、ひたすら無視し続けた。
そして誰が言い出したか、“遊びも青春の1ページ!”らしく、今日は女バス全員でカラオケ大会。
……イコール、部活も休み。
イコール、アイツとは会わなくて済む。