君との時間は・・・
扉を開くとき

高校・入試

めちゃくちゃドキドキする。


どないしよ・・・。もっとちゃんと勉強しとくべきやった。


あかん、今から緊張してたらなんもできへんな。


と、とにかくなんとかせぇへんと。


って、どないしたらえぇねん!


あかん、完全に『入試』ってことに飲みこまれてきてる。


たかが入試や!されど入試やで!?


嫌やっ。あぁ~!もぉ!


「恵。お前緊張してんの?」


「う、うっさいわ!お前こそ緊張してへんのんか!」


「俺?俺はしてへんな。」


なんてのんきな奴なんや。危機感っちゅうもんないんかいな。


『では、もう少ししたら始めますのでトイレなど済ませておいてください』


担当の先生が入って来てから余計に緊張が高まる一方や。


いよいよ入試が始まってまう。ヤバい・・・。


頭の中がパニックや・・・。


ガタッ――
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