君との時間は・・・
「さんきゅ・・・。初めてのデートやからな。俺のお気に入りばっかりやけど、着て来てん。」


「あ、私も、自分のお気に入りばっかり。髪型も・・・変えてみたりして。」


「クルクルやな。せやけど、ふんわりや。俺も、いつもよりワックス強いやつ使ってん。遊びすぎやったかな?」


「全然!似合ってる。」


「さんきゅ。って、俺らこの話でいつまで盛りあがんねん?そろそろ動こうや?」


そう・・・気づけば・・・15分が過ぎてた。このまま楽しゅうに話すのはえぇねんけど・・・。


そろそろ、デートやし・・・。行きたいとこいかな、時間なくなってまうやん?


「じゃぁ、買い物行こっか!」


笑美のその言葉をきっかけに、俺と笑美は歩き出した。もちろん・・・手繫いで。


恥ずかしい・・・けど、めっちゃ嬉しい。こんなにかわえぇ彼女は俺のですって、自慢げに歩いた。


幸せや・・・。笑美は・・・どう思ってるんやろって、少し気になるけど、さっきから顔が真っ赤やねん。


多分・・・恥ずかしいんやろな。けど・・・嬉しそうやった。
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