君との時間は・・・
そして、その日の放課後、俺に事件が起こる。
いつもと同じように、終礼とともに教室を出る俺。今日も笑美のところに行ってみようか、って考えてた時。
「恵っ。」
「・・・っ!」
「なんでそんな顔するの?私のこと忘れてはないでしょ?」
「・・・あぁ。」
「名前、覚えてくれた?」
「さぁ。忘れた。」
知恵。やったっけ。忘れかけてたけど、何気に思い出した。けど、忘れたって言うたら諦めてくれるやろと思って。
「知恵だよ!覚えてよ~。」
げっ・・・。あかんかった。しつこいな。いつの間にか俺の隣について一緒に歩いてる知恵。
廊下を進んでいくその間に何人の奴らにこの光景を見られたんやろ。
「恵ってば~。」
「なんや・・・。」
「今から時間ある?」
「ない。」
「嘘だぁ。彼女のところに行こうとしてるくせに?」
知恵の言ったその言葉に、思わず知恵の方を向いてもうた。
「あ、なんで知ってるの?って顔だね。」
「・・・お前」
「知恵、ね。」
「・・・知恵、なんでそのこと知ってんねん。」
いつもと同じように、終礼とともに教室を出る俺。今日も笑美のところに行ってみようか、って考えてた時。
「恵っ。」
「・・・っ!」
「なんでそんな顔するの?私のこと忘れてはないでしょ?」
「・・・あぁ。」
「名前、覚えてくれた?」
「さぁ。忘れた。」
知恵。やったっけ。忘れかけてたけど、何気に思い出した。けど、忘れたって言うたら諦めてくれるやろと思って。
「知恵だよ!覚えてよ~。」
げっ・・・。あかんかった。しつこいな。いつの間にか俺の隣について一緒に歩いてる知恵。
廊下を進んでいくその間に何人の奴らにこの光景を見られたんやろ。
「恵ってば~。」
「なんや・・・。」
「今から時間ある?」
「ない。」
「嘘だぁ。彼女のところに行こうとしてるくせに?」
知恵の言ったその言葉に、思わず知恵の方を向いてもうた。
「あ、なんで知ってるの?って顔だね。」
「・・・お前」
「知恵、ね。」
「・・・知恵、なんでそのこと知ってんねん。」