君との時間は・・・
「なんで、そぉいうところだけ分かって、うちの気持ちはわからへんねんっ!」


「え・・・?な、なんやねん、きゅ・・・」


なんで・・・泣くねん・・・。俺なんかしたん?


「恵・・・は・・・っなんで分かってくれへんの?っ・・・うちが・・・っ


恵と一緒の高校行きたいって気持ちもっ・・・」


「なんなん、そんなん言うてくれたら」


「言うたら勉強してくれたん!?ちゃうやろ?どぉせ、どこの学校でもえぇし


綾が行きたいなら綾が頑張れやとか言うたやろ?!」


「そんなん、その時やないとわからへんやん!綾が言うてくれたら必ず俺がそぉ言う、て分からへんやん!」


「恵はいつも適当やない!せやから、そぉ思うしかないやろ!それやったら


勉強一緒にして、恵が行くって言った高校にうちもしたらえぇだけやん?」


「・・・なんでそこまで俺についてこようとすんねん!」


「・・・っ恵の鈍い頭やったらわからへんわな!うちの気持ちっ!」


「分かる訳ないやん!俺は綾のスパイやないし、ましては綾の心の中が見えるわけでもないんや!」


「それでもっ・・・それでも恵は・・・っ・・・鈍すぎや!」


今までこんなにも泣きながら綾がキレたことなんかなかったんやのに・・・。
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