君との時間は・・・
そんなん、俺に聞かんとって。あ、そや。俺ら見間違えたんちゃう?俺は402やぞ?


・・・なぁ、嘘やろ?




401・・・402・・・405・・・


「恵。・・・おめでとぉ!」


「・・・」


俺、鈴木恵。志望校に合格しました。それやのに・・・なんでやっ。


「どないしてん!恵、受かっててんで!喜びぃや!」


「なんで俺だけやねん・・・。お前は・・・?」


「俺?無いな!403やし!」


「嘘や!その番号嘘や!お前は40・・・」


「俺は!4・0・3や。」


なんで笑てるんや。お前・・・


「恵!俺の分も、この高校で頑張りぃや!応援するで!おめでとう!」


「・・・っ。」


「泣くなや。恵が泣いてどないすんねん。俺が泣いてへんのに。」


「ご・・・っごめんっ。」


「・・・えぇねんて。」


俺は・・・謝ることしかできへんかった。俺の大事な親友やのに。
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