君との時間は・・・
強いて言うなら・・・目だけはたまに、俺を見てくれたくらい?


ちょっと、怖かった・・・。けど、普通にしてたら可愛いんやと思う。


『それでは、皆さん席についてください。』


わぁっ。先生が入って来た!・・・ふぅ・・・


落ち着け・・・俺・・・。


手が震えてるやん。情けないな。なんや、テストごとき!


「あの・・・」


その時聞こえた、聞き覚えのある声。後ろから小さい声で俺を呼んだ?


振り向いて確認してみると・・・。


「・・・どないした?」


「・・・シャ・・・シャーペン・・・」


「シャーペンがどないしたん?」


「・・・貸してもらえないかな・・・。芯が出てこなくって・・・。」


「あぁ・・・えぇよ。はぃ。」


「・・・どうも・・・。」


入試でシャーペンは命やからな。2本持ってて良かった。
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