君との時間は・・・
そして、俺は自分のクラスを確認した。俺は1-6らしい。


ほんの少し迷いながらやっと、自分のクラスにたどり着いた。


クラスに入ると、そこにはすでに数名の男女がいてた。



・・・俺は一人やな。


話す相手もおらへんし。・・・少しだけ寂しいような・・・。


でも、視界を少しずらした時、俺の目には一人しか映らなくなった。


「嘘・・・やん。」


まぢなん?


喜んでえぇねんな?


信じてえぇねんやろ?


同じクラスなんやろ?


俺の頭ん中はパニック状態。けど、一つだけ確かなことは、あの女の子が


俺と同じクラスやってこと。メッチャ嬉しすぎなんやけど!!


どないしよ。緊張してきた。このクラス入んのにメッチャ緊張してんねやけど。


俺の心臓!なんとか持ちこたえてや!!・・・ふぅ。落ち付けや、俺。


あいさつでもしながら入ったら、あの子も俺を見てくれるやろか。


せやけど・・・あの時と変わらず、うつむいたままの女の子。表情もよぉ見えへんけど


まぁ、楽しそうではないわな。かと言って悲しいって感じでもないねんけどな。
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