君との時間は・・・
昨日の夜は結局なかなか寝付けへんかった。


今日のことが楽しみなんか、ただ緊張してるだけなんか分からへんけど。


でも、今日がきてもぉた。俺、頑張れや!


さて、今日は・・・やっぱり、第一?印象は大事やんな。かといって、正装って


そんなキャラでもないんやしなぁ。


「恵、何朝から頭使って」


「ちょ、姉貴!入ってくんなや!!」


また姉貴!いっつも、タイミングが悪いときに!


「恵。」


「なんや!用事済んだんやったら出てってや。」


「恋した?」


「!!?」


「あ、図星。」


「ち、ちゃうわ!なんでやねん。」


「なんとなく。えぇ顔してるなぁって思っただけよ!」


「・・・そんなん、いっつもやし!あ!あかん!遅刻するやん。行かな!ちょ、よけてぇや!」


ほんま、あの姉貴は油断ならへんわ。何言い出すか分からへん。


「いってらっしゃぁい」




はぁ・・・。朝からこんなに疲れたん、入学式以来やぞ。あの日も、よう走ったな。


それで、あの子を見つけられたんやけど。今考えてみたら、運命みたいやな。


・・・ちゃうか!
< 40 / 153 >

この作品をシェア

pagetop