君との時間は・・・
運命・・・なんなんやろな。俺にはよぉ分からへんな。縁がないんかもしれへんし。


もし、俺にも運命があるんやったら・・・神様?メッチャえぇ運命にしてや!


できたら、あのこと一緒に・・・て、それはワガママなんかな?


「恵?」


「お!春登やん。おはよぉ。」


「おはよう。恵、こっちの方向に家があるんだね。」


「まぁな。春登もなん?」


「うん。」


「同じ方向に帰るんやったなんて知らへんかったわ。」


「一回も会ったことないもんね。僕も知らなかったし。」


「何時ごろ帰ってるん?俺は、授業終わったら、わりとすぐやねんけど。」


「僕は、色々。図書館に寄ったり、まぁ、遊んで帰ったり。」


「春登、見かけによらずわりと優等生っぽいやん。」


「少なくとも、恵よりはまじめだよ。」


その笑顔で言うなや。俺やって勉強・・・してへんけど、まぁまぁできるんやぞ。


「恵、なんだか今日楽しそうだね。」


「は?いつもと変わりないで。」


「そぉ?いい顔してるよ。あと、服装とかもなんか・・・かっこいい感じだし。」


おっ・・・まじ?さっき走ったから崩れたかと思ってたんやけど。姉貴に邪魔されたせぇで


完璧にはできへんかったんやけど、逆にこっちの方が良かったんやろか。
< 41 / 153 >

この作品をシェア

pagetop