君との時間は・・・
「笑美って、笑顔が美しい。確かにその通りやな。」


すると、笑美は少し顔を赤らめながら言うた。


夕陽のせいやったんかもしれへんけど、俺には笑美の顔が赤くなったように見えたんやけど?


「・・・ありがと。なんか・・・恥かしいな。」


そんな、笑美を見て意地悪わるしてみたくならへん訳ないやん?


「笑わな、美しくないな。ってことやぞ?」


「・・・やっぱり失礼ね!!」


おかしすぎて、笑いが止まらへん。ホンマ、正直すぎちゃう!?


「ぷっ・・・悪い悪い。嘘やから。」


少しムスッってした笑美。でも、ホンマに嘘やから。笑美は・・・いつでも美しいと思うねんけどな?


・・・俺、笑美が大っ好きや。誰にも・・・渡したない・・・。


俺、頑張らなあかんな。こんなに可愛い子を・・・俺以外に狙ろてるやつがおらへん訳ないんやし。


絶対何があっても、笑美に振り向いてもらうんは・・・俺や。






そぉ、この時は強気やったのに・・・。誰にも負けへん自信があったのに。


まさか、相手があいつやとは思わへんやん・・・。
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