君との時間は・・・
そんなこんなで、結局朝まで目が開いたままやった。


「ちょっと早いけど、もぉ学校行こぉかな。」


只今、朝の6時30分。この家から2時間もかかるような場所に、俺の学校はない。


こんな時間に登校して、何して待つねんな。と思いながら、やることもないし


なんとか30分かけて準備した。でも、7時やで?・・・まぁ、ゆっくり歩いて行こか。


「あら、恵。もぉ学校行くの?」


「いってきまぁす」


「早すぎない!?」


ガチャ・・・




早朝の道は・・・誰もいてへん。ここからゆっくり歩いて行ったとしても


7時30分には着いてまう。いつもよりかなり早い時間や。


「あれ!?恵!」


「・・・は!?なんで!?」


「恵こそ、こんな朝早くから何してるのさ。」


俺に声をかけてきたのは・・・春登。そぉいえば、家の方角一緒やもんな。


「することなかったし、もぉ学校行ったろて思ただけやん。春登は?」


「僕はいつもこの時間に登校してるよ?」


「はぁ!?行って何してん!?」


「いろいろ。」


「・・・春登も暇人なんやな。」


「恵と一緒にしないでよ。いろいろって、宿題とか予習、復習とかが一番多いんだから。たまに読書とかもするけど。」


なんやこいつ・・・。真面目すぎもえぇとこや。
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