君との時間は・・・

「恵も一緒に、宿題やら」


「やらへん！」


「即答だね。」


「当たり前や。朝っぱらから勉強したないし。」


「恵らしくていいかな。」


俺らしいって・・・どぉいうことですか？




そして・・・話し込んでて気がつかへんかったこと。


「・・・もぉついてもぉたやん。」


「でも、７時３０分前だよ。十分勉強が」


「せんでえぇ！」


春登といてたら勉強させられそうやな。でも、かと言って一人で１時間過ごすのもな。


仕方なく俺と春登は教室へ向かった。俺は、寝る気満々。春登は宿題の準備万全。


ホンマに勉強好きなんやな。


「恵。」


「んー。俺は宿題する気ないでー。」


「そぉじゃなくて。」


「ん？なんや。」


「山本さんって、恵のこと好きなのかな。」


「はぁ！？」


「だって、まだ恵だけでしょ。山本さんと話したことあるの。だから恵は、山本さんにとって特別なのかなぁって。」


どこまで春登は頭使うねん。そんなところまで頭使って、考えんでもえぇのに。