君との時間は・・・
俺は自分の部屋の前で固まった。嫌われて・・・へんよな?いや、でも、笑美は・・・。


「あいつ結構ナイーブなとこある・・・な。」


カチャッ―――バサッ―――ドサッ―――


ベッドにダイブ。なんか今日は疲れてもうて・・・。眠いわ。笑美・・・俺のこと・・・。




『笑美・・・。俺限界やわ・・・。きついわ・・・。』


え・・・俺・・・何言うてるん?


『え・・・?恵・・・?』


『辛いねん・・・気づいてや・・・俺の気持ち・・・』


辛い・・・そうや・・・辛いねん。俺・・・気づいてほしい・・・。


『恵の気持ち・・・?』


『笑美?・・・俺のとこにこいよ。』


誰なん・・・?


『春登・・・。』


春、登?なんで・・・お前が・・・それに・・・


『・・・なんで・・・呼び捨てなんや・・・』


俺だけやったやん・・・名前、呼び捨てにしてくれてたん・・・

『恵・・・』


『あかん・・・限界や・・・。さいなら・・・』


俺・・・何・・・サイナラ・・・?でも・・・この辛い気持が消えるかもしれへんな・・・


『待って!?恵?!限界って何!?』


待って・・・?なんで・・・限界なんは・・・笑美を好きすぎて辛いから・・・


『笑美、ほっとけばいいよ。俺と一緒にいたら良い。』


春登・・・お前・・・
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