君との時間は・・・
「ちょっと、食欲がないだけだよ・・・。・・・行こっか、木の下。」


いっこうに暗い表情のままの笑美。・・・ごめんな。原因は・・・俺やろ?


木の下・・・行きたなさそうやもんな。きっと・・・俺がいてるから。


ごめん。けど・・・春登には負けたないから。・・・ごめん。




それから、あの木の下へ気まづい空気と一緒に向かった。


その間も、俺の中には『ごめん、笑美』の文字しか無かった。


3人て・・・こんなに気まづいんやな。そう思ってた時・・・


放送の音楽が鳴った。そして、アナウンスが流れた。


『1年6組、香々見春登くん。至急職員室まで来てください。』


春登やん。呼び出しやな。


「えー。なんだかちょっとショック。まぁ職員室行ってきます。」


「あ、うん。いってらっしゃい。」


「じゃぁ、また後で。」


ショックて。そぉやろな。呼び出しやしな。


そして、走っていく春登を見てふと思ったこと・・・。今からしばらく笑美と二人?!
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