今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~

 ー真由sideー



光康が部屋の中へいれてくれた。

さっきの、セクハラまがいの事は、許せないけど…

とりあえず、元気そうで安心した。


「………」

「………」


無言になってしまうあたし達。

頑張らないと…


「「あの…」」


やばッ…かぶった。


「先、言えよ…」


「あ…じゃあ…」


あたしは、鞄からノートを取り出す。


「はいっ!! これ、今日の分のノート!!」

「あ、あぁ…サンキュ」

「あたしのノート汚いかもしれないけど…」

「あ…大丈夫だ。 俺、お前と違って天才だから」


…イラッ…

あたしのノートはいらないという事ですか…

あっそうですか。



「そうだったね。 じゃあ、返してよ」

「いや…しょうがないから、借りてやるよ」




ムキーーーーッ!!!

何、この態度…超、腹立つんですけど…


「いいから、返してよッ!!」

光康の手元にある、あたしのノートを、

とり返そうと、とびかかった。


「うわっ…」



ーードサッ…!



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