今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~
ー真由sideー
「ただいま~」
「あら、おかえりなさい」
家に帰るとお母さんが迎えてくれた。
あたしは、さっそく、
お母さんに招待状の事を話す事にした。
「あのね、招待状貰ったの…」
「ッえ!? 本当!? 凄いじゃない!」
お母さんは、嬉しそうにいったあとに、
不安そうな顔になった。
「真由…あなた…」
「ゴメン…お母さん」
あたしの目からは、
温かいものが、次から次へと流れてくる。
「なんで…喜んでるフリなんかしたの…?」
…フリ…??
違う。
貰った時は、本当に嬉しかった。
でも…よく考えたら、嬉しくなんかない。
パーティーに行ったら、
光康とあたしは、釣り合わないんだ。
そう、思い知らされるだけじゃない…