今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~
*第3章*
転校生は ***
あの出来事から、今日で1週間が経った。
あたし達3人は、今まで通り、楽しく生活している。
あ、そうそう……
先輩と、美優の事なんだけど、
先輩と美優は、あたしが、先輩と付き合う前に、
付き合ってたらしくて……。
美優から、別れを切り出して、別れたそうだ。
でも、また、お互い惹かれあって、付き合ってしまったらしい。
ま……あたしには、もう関係のない事だけど…!
「ね、ね、聞いた~~?」
美優が、ニヤニヤしながら、あたしに詰め寄ってくる。
「何~?」
「今日ね、転校生くるんだって!!」
えぇええええ!?
聞いてないよ!?
「マジですか……」
「うん、うん!」
そこに、もも も混ざってくる。
「それが…チョー、イケメンらしいのっ!」
興奮気味に話す、ももと美優。
そんなに、楽しい事なんだろうか……
ここからの、二人のマシンガントークが長かった。
時々、あたしにも、話をふってくるけれど、
あまりの、二人の興奮度に圧倒されてしまい、
「うん……」
とか、
「そうなの…?」
しか、言えなかった。
その時……
キャァァーーーーーー!!!!!!!!
耳をつんざくような、黄色い悲鳴。
いや…歓声。