今日から、他人行儀はじめます~仮面王子×天然美少女~
四角関係?!
「ふぁぁ~…」
気づけば、次の日。
結局、あんまり眠れませんでした。
光康にされた事が、頭をかけめぐって…
だって…キ、キ、キス…されたんだよ??
き、今日どんな顔して、会えばいいのかわからないよ…
「別に、普通でいいんじゃね?」
「え…」
後ろを向くと、侑玖がいた。
そうだよね…普通が一番だよね…
って…えぇぇぇぇ!?
「あたし、声に出してた!?」
「そりゃもう。しっかりと」
笑顔で答える侑玖が、悪魔に見えた。
「悪魔って…ヒドいな」
「そんなことないよ……って、また…」
そんな、話をしながら、学校へ。
教室に入ると、光康はまだ居なかった。
「良かったな、アイツ居なくて」
「うん……」
心から、安堵したその時…
「花本さん!!」