初恋
「らいかぁ~~」
いつもと変わらない日々。友達のよぶ声。
「もぉ。何よ朝から声大きい!!」
全部が新鮮で、だけど平穏でだった。
「ごめん、ごめん。來嘉がいたからついね。」
「まぁいいけど。」
「來嘉、もうすぐ1時間目はじまっちゃうよ??」
あっそうだった。たしか、物理で移動教室だったような??
「うん。でもあたし、職員室によばれてるから先、いってて?」
「うん、でも早く来るんだよ?」
「ありがとう。亜夢!!」