選ばれる彼女
「アケミ、どうした?」




竹刀をいつも持ち歩いているボスキャラ四天王の一人が、優太メモを読んでいるボスキャラに気付きました。




「なんか変なことが書いてあるノートを見つけたんだよね」




「どれ、見せてみな」




そう言って、竹刀を持っていない方の手を差し出しました。




メモを拾ったボスキャラが、優太メモを手渡しました。




「なんだこれ」




「ひょっとしてこのクラスの人物評じゃねーか?」




勉強していない割にそういうことには鋭いんだな、と優太は思いました。
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