選ばれる彼女
「これあげる」




智美は優太にアメをくれました。




「ありがとう」




優太はお礼を言ってアメを受け取りました。




「それとね、智美と由紀でいいよ。さん付けだとなんか気持ち悪くって」



一瞬、優太には何のことだかわかりませんでした。




次の瞬間、ああ呼び方のことだな、と優太は思いました。




「じゃあ僕のことも優太って呼んで」




「オッケー」
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