選ばれる彼女
優太は用意しておいたお菓子を取り出しました。




「これさ、お礼と言ってはなんだけど、受け取ってくれない?」




香織は少し驚いた表情をしていました。




「えー、いいの?ありがとう。このお菓子、食べてみたかったんだよねー」




食べてみたいお菓子の話を盗み聞きして買ってきたのだから、当たり前です。




しばらくして、今度は香織の隣に杏里が来ました。




香織は杏里に優太がお菓子をくれた話をしました。




杏里は優太の方を見ました。
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