選ばれる彼女
「あ、優太っていいます。えーと・・・」




本当は名前を知っていたけど、優太は名前がわからないふりをしました。




「杏里です」




「あ、杏里さん。杏里さんももし良かったら食べてください」




そう言って、優太は別のお菓子を杏里に渡しました。




「あー、いいなー。わたしそっちも食べたい」




香織が羨ましがりました。
< 69 / 209 >

この作品をシェア

pagetop