選ばれる彼女
その後、優太は再び早めに教室に入りました。




案の定、香織が3人の中で最初に教室に入ってきました。




「よう、香織」




優太はそう言って香織に手を振りました。




「あ、優太くん。こんばんは」




香織は優太に軽く頭を下げました。




香織が席につくと、優太は香織に話しかけました。




「ねえ。香織ってさ、塾と学校以外何してるの?」




「何してるって?」




香織は聞き返しました。
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