選ばれる彼女
まずは様子を見て、どの子なら仲良くなれそうか、どの子の性格が優しそうか、探っていきました。




そして、優太は女の子にレベルをつけていきました。




なるべくレベルの低い子を狙っていくつもりでした。




ところで、その塾にはヤンキー系のピアス金髪女子のグループがひとつだけありました。




周りからひどく浮いていました。




学生服のスカートは長く、化粧も濃かったです。




いつも竹刀や鎖、ヨーヨーなどを持ち歩いていました。




優太は、来る場所を間違えているんじゃないか、と思っていました。




そのグループは四人組でした。
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