F"ur Elise
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前の学校で働いていた時に、遠距離の彼女がいるのに私と浮気し続けていた男と、ついに切れた。

さびしいを通り越してすがすがしいと思えるようになった。

どんなにさびしい思いをしていても、やっぱり良くないことはしちゃいけなかった。

さびしさに勝てる人間にならなきゃいけない。

やめると決めたら気持ちがとても軽くなった。

修復不可能な修羅場を私が作ったので、男は私にとても失望したそうだ。

ダラダラ付き合われるより、嫌われてさっさとフラれた方がましという判断で修羅場を作ってみた。

冷静に客観的に考えると、完全に遊ばれていて、いいように利用されていた。

誰に男との状況を話しても、遊ばれてるからやめろと言われるだけだった。

でも、どっかでいつか私に振り向いてくれるかもと期待していたし、
本当はいい人だから…と思ってやめれなかった。

浮気相手の女が陥る典型的な心理状態だったと思う。

実際、一番仕事を教えてくれたのも、一番仕事を手伝ってくれたのも、私が仕事のことで泣いている時に一番励ましてくれたのもその男だった。


恩を仇で返してはいけないからと、大人しくしていた。

しかし私が学校を出てからは、男のズルさに対する怒り>仕事の恩になっていた。

男には、絶対に言われたくないようなヒドイことを2つ言われた。
教師である以前に、人として無いな〜と思った。

男がいなければ、私は仕事で困ることがいっぱいあったと思う。男無しでは本当にキツかったと思う。


しかし、男と別れた今、学校での思い出全てを否定したい気持ちになるから嫌だ。
あの学校を思い出すとき、同時に男を思い出さなければいけないのは結局キツイことだ。
しばらくはあの学校での記憶を封印して、今やらなきゃならない目の前にあることだけ考えて生きよう。

男は保育士の彼女と続くのか、実際気になるところだ。

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