桜花~君が為に~
ようやく広間について中に入ると
昨日と…いや、これまでと変わらない朝の景色があった
ただそこに、山南の姿がないだけで…
「おはようございます」
いつも山南が座っていたところを見て
悠輝は少し寂しそうな顔を見せたが
すぐに切り替えて、笑顔を見せた
「おはよう。悠輝」
「おせーぞ悠輝!早くしねぇと飯食っちまうぞ!!!」
「やめろって新八つぁん!!
あ、はよー悠輝―――って!!
おい!!!俺の飯とんなよ!!!」
三馬鹿こと
原田・永倉・藤堂の三人が悠輝に話しかけ
もうほとんど毎朝…毎食恒例となったおかずの取り合いが始まる
「えっと、沖田さんと土方さんは…」
辺りを見渡して二人がいないことに気づく
チラッと井上を見ると、彼は苦く笑った
そんな彼の様子を見て
悠輝は何故二人がこの場にいないのか
その理由が理解った
「いつもの、ですか…」
半ば呆れた様子でため息をつく
その直後
「総司!!!てめぇそれを返しやがれ!!!!!!」
土方の叫び声が屯所内に響く
かと思うと今度は
「土方さんが悪いんですよ~中々起きないんですから~」
土方の怒りをさかなでる様な沖田の声が響いた
襖が開き沖田が部屋の中へ飛び込んでくる
沖田は急いで襖を閉めた
昨日と…いや、これまでと変わらない朝の景色があった
ただそこに、山南の姿がないだけで…
「おはようございます」
いつも山南が座っていたところを見て
悠輝は少し寂しそうな顔を見せたが
すぐに切り替えて、笑顔を見せた
「おはよう。悠輝」
「おせーぞ悠輝!早くしねぇと飯食っちまうぞ!!!」
「やめろって新八つぁん!!
あ、はよー悠輝―――って!!
おい!!!俺の飯とんなよ!!!」
三馬鹿こと
原田・永倉・藤堂の三人が悠輝に話しかけ
もうほとんど毎朝…毎食恒例となったおかずの取り合いが始まる
「えっと、沖田さんと土方さんは…」
辺りを見渡して二人がいないことに気づく
チラッと井上を見ると、彼は苦く笑った
そんな彼の様子を見て
悠輝は何故二人がこの場にいないのか
その理由が理解った
「いつもの、ですか…」
半ば呆れた様子でため息をつく
その直後
「総司!!!てめぇそれを返しやがれ!!!!!!」
土方の叫び声が屯所内に響く
かと思うと今度は
「土方さんが悪いんですよ~中々起きないんですから~」
土方の怒りをさかなでる様な沖田の声が響いた
襖が開き沖田が部屋の中へ飛び込んでくる
沖田は急いで襖を閉めた