桜花~君が為に~
「私。幸せでしたよ…
貴方と、共に生きること。が…できて…」
頬を流れる涙が総司の手にも伝う
「愛して。います総司さん」
そう言うと
悠輝は総司に最後の口付けをした
愛しています。
例え、離れてしまっても…
私は、貴方を思い続けます
忘れたりなんてしませんから
「お疲れ、さまでした…」
もし、今度会えるのならば
戦も、病もないそんな、平和な世界でありますように…
一八六八年 閏五月三十日
元新撰組
副長助勤 一番隊組長
沖田 総司
永眠 享年二十六歳