桜花~君が為に~
「おはよう、悠輝」

と、沖田。
彼の傷は悠輝の手厚い看病のおかげか
かなり治っていた。

「はよー」

悠輝に向かって
人懐っこい笑顔を見せる平助

「おっす」

ニカッと笑って
そういったのは永倉

「おはようございます」

一度礼をして
丁寧な物言いをした山南

「おはよ、悠輝」

そういって
横に座れと言うようにぽんぽんと座布団を叩く原田。

「おはよう。藤村君」

優しく笑って
そう言ったのは近藤

「おはよう」

ゆっくりと、柔らかい口調で言ったのは井上

「いいから、さっさと座れ」

そして最後に
眉間に皺を寄せた土方の声が部屋に響いた。
その言葉に悠輝は従い原田の隣に腰を下ろす。

これが
新撰組の幹部。
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