桜花~君が為に~
「………」
「………」
それでも、悠輝は引かない
睨み返すようにまっすぐに土方の目を見た
二人が無言のまま
時が過ぎた。
最初に口を開いたのは…
「……覚悟はできてんだな」
土方だった。
「はい」
土方の問いに
何の迷いも感じさせない言葉で答える。
そんな悠輝の言葉を聞いて
土方は大きくため息をついた。
話している間吹かれることなかった
煙管を再び吹く
息を吸い込み
煙管から口を離して煙を吐き出した
「稽古は明日からだ。
夜、俺のところに来い」
ぶっきらぼうに言い放たれた言葉に
悠輝の顔は一気に笑顔になった。
「はいっ!!!!
有難うございます!!!!!
仕事、私も手伝いますね!!!
これやっておきますから!!!!」
立ち上がって頭を下げたかと思うと
早口でそういって
机に乗っていた書類の束を一つ取る
「あ。おい
おまっ…」
「大丈夫です!!
これ、土方さんじゃなくてもできる書類でしょう?
前にやったことあるんでわかります」
「………」
それでも、悠輝は引かない
睨み返すようにまっすぐに土方の目を見た
二人が無言のまま
時が過ぎた。
最初に口を開いたのは…
「……覚悟はできてんだな」
土方だった。
「はい」
土方の問いに
何の迷いも感じさせない言葉で答える。
そんな悠輝の言葉を聞いて
土方は大きくため息をついた。
話している間吹かれることなかった
煙管を再び吹く
息を吸い込み
煙管から口を離して煙を吐き出した
「稽古は明日からだ。
夜、俺のところに来い」
ぶっきらぼうに言い放たれた言葉に
悠輝の顔は一気に笑顔になった。
「はいっ!!!!
有難うございます!!!!!
仕事、私も手伝いますね!!!
これやっておきますから!!!!」
立ち上がって頭を下げたかと思うと
早口でそういって
机に乗っていた書類の束を一つ取る
「あ。おい
おまっ…」
「大丈夫です!!
これ、土方さんじゃなくてもできる書類でしょう?
前にやったことあるんでわかります」