桜花~君が為に~
第三話
あの人は
いつも笑顔だ。
人を切るときも
子供と遊ぶ時も
笑顔を絶やさなかった。
「・・・なんで、沖田さんはいつも笑顔なんですか」
私が沖田さんを襲ってから二日ほどたった日のこと
縁側に座って庭を見る沖田さんに私は問いかけた。
「あれ?なに?気に入らないこの笑顔?」
僕は結構気に入ってるんだけどなーといいながら
彼はまたへらへらと笑った。
気に入らない
そんな風に笑って、父さんも殺したくせに
「いえ、別にどうでもいいです」
憎いという感情を押し殺して
私は無表情で彼に言葉を返した。
というか、
私の質問に何一つ答えてないじゃない
「はは、君らしい意見だね。
そういえば、僕を殺すこと諦めたの?」
君のことだから次の日にまた僕を殺しにくるかとおもったのにと言いながら彼はずっと笑っていた。
どうして、笑えるのだろうか
自分を殺そうとした者の前で
私はそれが不思議で仕方なかった。
いつも笑顔だ。
人を切るときも
子供と遊ぶ時も
笑顔を絶やさなかった。
「・・・なんで、沖田さんはいつも笑顔なんですか」
私が沖田さんを襲ってから二日ほどたった日のこと
縁側に座って庭を見る沖田さんに私は問いかけた。
「あれ?なに?気に入らないこの笑顔?」
僕は結構気に入ってるんだけどなーといいながら
彼はまたへらへらと笑った。
気に入らない
そんな風に笑って、父さんも殺したくせに
「いえ、別にどうでもいいです」
憎いという感情を押し殺して
私は無表情で彼に言葉を返した。
というか、
私の質問に何一つ答えてないじゃない
「はは、君らしい意見だね。
そういえば、僕を殺すこと諦めたの?」
君のことだから次の日にまた僕を殺しにくるかとおもったのにと言いながら彼はずっと笑っていた。
どうして、笑えるのだろうか
自分を殺そうとした者の前で
私はそれが不思議で仕方なかった。