桜花~君が為に~

「沖田さんは、どうされたんですか?」
「え?あ。そうそう、悠輝今日非番だよね?
だから、一緒に外に行こうかなーなんて思って」
「いいですよ。
少し待っててください。すぐに支度します」

そう言って立ち上がると
悠輝は沖田の体を反転させ
襖の外へと追いやる
その間沖田は「男同士なのに」と苦く笑いながら
されるがままに、彼女にしたがっていた。




――…これで、予定通り…―――




――…ねぇ、悠輝…―――






…少しでも、貴方の負担を減らせるようにしますから…







…今日くらい、休んでもいいんだよ?…
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