嘘つきの約束
嘘つきは約束をした
「ふぅ・・・、やっと終わった・・・」
いつものように、苦手な数学の宿題を済ませる。
俺の名前は芦川美波。高校二年の健全な男子だ。
名前と外見のせいでよく女の子とまちがえられるけど・・・。
「お疲れ、美波っ♪」
そう云って、こちらにジュースを差し出してくるのが、クラスメイトの菅野悠紀。云っておくが、菅野は女の子・・・ではなく、男の娘だ。と、云うのは、こいつは俺と違って、男っぽくて、女子に人気があるからだ。本当に羨ましい。
「お、サンキュ。」
差し出されたジュースを受け取る。
俺達は今、俺の部屋にいる。
しかし、皆が期待しているようなことはなにもない。
なぜなら・・・
俺は今日から悠紀に勉強を教えてもらうからだ。
俺の成績は中の下。もっと云えば、下の上くらいだ。
そして、イケメン悠紀は学年一の成績を誇っている天才様だ。
特に数学の苦手な俺は、特に数学が得意な菅野に教えてもらっていると云うわけで。
数学以外も教わっているのだが。
「今日さぁ、隣のクラスの梨花ちゃんに告られたW」
「あぁそうかよ。は、イケメンは流石だな。羨ましいし妬ましい。」
「嬉しくないし。私、女だよ?」
「それでもだ!」
「変なの。じゃあ、今日はおしまいっ!」
まだ、昼の11時だった。
「お?今日は早いな?」
「あ、ごめん、私今日予定があるんだ!」
「そうか!そりゃ、しかたねぇな。」
「ごめんね!明日はみっちり教えたげるからね!」
「あぁ、宜しくな。」
この日のこの約束が俺の人生を変えるなんて俺は知るよしも無かった。
いつものように、苦手な数学の宿題を済ませる。
俺の名前は芦川美波。高校二年の健全な男子だ。
名前と外見のせいでよく女の子とまちがえられるけど・・・。
「お疲れ、美波っ♪」
そう云って、こちらにジュースを差し出してくるのが、クラスメイトの菅野悠紀。云っておくが、菅野は女の子・・・ではなく、男の娘だ。と、云うのは、こいつは俺と違って、男っぽくて、女子に人気があるからだ。本当に羨ましい。
「お、サンキュ。」
差し出されたジュースを受け取る。
俺達は今、俺の部屋にいる。
しかし、皆が期待しているようなことはなにもない。
なぜなら・・・
俺は今日から悠紀に勉強を教えてもらうからだ。
俺の成績は中の下。もっと云えば、下の上くらいだ。
そして、イケメン悠紀は学年一の成績を誇っている天才様だ。
特に数学の苦手な俺は、特に数学が得意な菅野に教えてもらっていると云うわけで。
数学以外も教わっているのだが。
「今日さぁ、隣のクラスの梨花ちゃんに告られたW」
「あぁそうかよ。は、イケメンは流石だな。羨ましいし妬ましい。」
「嬉しくないし。私、女だよ?」
「それでもだ!」
「変なの。じゃあ、今日はおしまいっ!」
まだ、昼の11時だった。
「お?今日は早いな?」
「あ、ごめん、私今日予定があるんだ!」
「そうか!そりゃ、しかたねぇな。」
「ごめんね!明日はみっちり教えたげるからね!」
「あぁ、宜しくな。」
この日のこの約束が俺の人生を変えるなんて俺は知るよしも無かった。